ホント?布団の天日干しではダニは死なないのにやった方がいい?天日干しの真の効果とは?

布団のダニの駆除方法として広く浸透している布団の天日干し。

布団にダニが出たらとりあえず天日干しするという方も多いのではないでしょうか?

 

でも実は布団の天日干しって、ダニを殺す効果はないって知っていましたか?

天日干しではダニを殺せないどころか、ちゃんとした方法でやらないとハウスダストを撒き散らしちゃったりとデメリットのほうが大きかったりします。

 

ちなみにダニを確実に殺す方法はこちらの記事で解説しています。↓↓

家庭の洗濯では布団のダニは死なない。100%布団のダニを殺す方法

 

この記事ではダニに対する天日干しの効果とメリット・デメリット、天日干しの正しいやり方について解説していきます。

布団を天日干ししてもダニが殺せない理由

そもそも世間一般で天日干しでダニ退治できると言われている根拠は主にこの3つです。

  1. 太陽の紫外線による殺菌効果
  2. 布団の温度が上がるためダニが死ぬ
  3. 布団を叩くことでダニが落ちる

実はこれ、全て間違いです。(汗)

詳しく見ていきましょう。

 

ダニは紫外線では死なない

紫外線は確かに殺菌効果がありますので、布団を天日干しすることで布団を清潔にする効果はあります。

ダニも紫外線を当てられると動きが鈍くなります。

ただ、ダニは菌ではなく虫(クモの仲間)なので、紫外線を当てても死ぬことはありません。

 

そして布団を部屋に取り込んで紫外線が当たらなくなったら何事もなかったかのようにまた動き回ります。

 

天日干しではダニが死滅する温度まで熱くならない、もし熱くなっても裏側に逃げる

確かにダニの弱点は高温です。これは間違いありません。

具体的には気温50度で20分以上、60度だと一瞬で死滅すると言われています。

 

ただ、50度なんて気温、日本では聞いたことないですよね。

真夏の一番暑い時期でもよくいって43度くらいではないでしょうか?

仮に、いろいろ工夫して熱を集めたとして、布団の表面温度が50度まで上がったとしても日光が当たっていない裏側まで50度を超えることは絶対にありません。

ダニも生き物なので、そうなると温度の低い布団の裏側へ逃げて生き延びてしまいます。

 

けっこう前にテレビで黒いビニール袋に入れて車のボンネットの上に置いておくという方法がやっていたようですが、この方法でも折りたたんだ布団の中心まで50度以上になるとは考えにくいため、やはりダニを殺す効果があるのかは疑問です。

むしろ湿気が抜けないので、布団の湿度が上がってしまって湿気が好きなダニにとっては逆効果のような気がします。

布団を叩くのはNG

布団の中のゴミやダニを落とすために布団たたきでバンバン叩く人がいますが、これは絶対にやめたほうがいいです。

まず、ダニは布団の表面には全体の1%ほどしかいませんし、

表面のダニは多少は叩いて落ちたとしても、布団内部のダニは叩いたくらいではビクともしません。

それどころか、布団を叩くことで布団内部のダニの死がいやフンなどのハウスダストを細かく砕きながら布団表面に浮き上がらせてしまうので、寝ている間にハウスダストを吸い込むリスクが高くなってしまいます。

 

つまり、布団を叩くとダニアレルギーになりやすくなります。

 

ですので布団は叩かず、表面をサッと払うようにしましょう。

そして乾燥したハウスダストを撒き散らさないように部屋に静かに取り込み、丁寧に掃除機がけをして汚れを吸い取るのが正しいやり方です。

 

布団を天日干しするメリットとデメリット

天日干しでダニは死にはしませんが、それでも布団の天日干しは定期的にしたほうがいいです。

次は布団の天日干しをメリットとデメリットの観点から見ていきましょう。

布団を天日干しするメリット

布団を天日干しすることのメリットは以下の2つです。

  1. 紫外線で殺菌できて清潔
  2. 布団内部の湿度を下げることでダニの活動を抑制できる

 

布団は毎日長時間、私達の体と触れ合うものでありながら、衣服のように毎日洗うことができません。

ですからどうしてもカビや雑菌が繁殖しやすい環境となってしまいがちです。

天日干しで紫外線に当てることによってそのような雑菌やカビを殺菌する効果があります。

 

そして、人は一般的に寝ている間にペットボトル1本分の汗をかいていると言われますから、布団の中綿は常に湿気が高い状態になっています。

これを天日干しして風を通すことで布団内部に溜まった湿気を一気に下げられます。

ただこの効果は一時的で、室内に取り込むとお部屋の湿気を吸ってまた徐々に内部の湿度が上がってしまいますが、

それでも天日干し前と比べて5%ほど布団内部の湿気を下げることができると言われていますので、湿気を好むダニの住みにくい環境を作るという点では非常に意味のあることになります。

 

湿気の戻り対策として、布団を天日干しするときに布団を干しているベランダ以外の窓を開けてお部屋の換気も一緒に行えばさらに効果が高くなるでしょう。

(※布団を干しているベランダを開けないのは布団についているハウスダストが風によって部屋に流れて来るのを防ぐためです。)

 

布団を天日干しするデメリット

一方、布団を天日干しするデメリットはこの2つです。

  1. 布団たたきはハウスダストを撒き散らす原因になる
  2. 羽毛布団を痛める

 

繰り返しになりますが、布団を天日干しするときに叩いてはいけません。

叩くことで布団の奥のダニのフンや死がいが表面に浮き上がってくるうえに、それが細かく砕かれてしまいハウスダストの表面積が2割~3割も増える言われています。

 

そして、布団を天日干しするときに注意したいのが、羽毛布団です。

羽毛は紫外線に弱く、天日干しすることで羽毛が傷んで縮み、ダマになって布団の中で片方によってしまいやすくなります。

そうなるとあのフワッとしたかけ心地がなくなってベトッとした布団になってしまいます。

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羽毛布団を天日干しするときはこのような専用の黒いカバーで包んで干しましょう。それが出来ない時は陰干しか、窓やベランダを開けてよく換気をした部屋で部屋干しをしましょう。

また、すでに傷んでいる羽毛布団で、どうしても天日干ししたいときは片側15分を目安にしましょう。

ダニに対する布団の天日干しの効果

ここまで解説してきた布団の天日干しの効果をまとめます。

 

布団の天日干しには直接的に生きたダニを殺す効果はありません。

ですが、布団を清潔にしたり布団内部の湿度を下げる効果があるので、繰り返し行うことによってダニが発生しにくい環境を作ったり、今いるダニの繁殖を抑える効果があります。

 

正しい布団の天日干しの方法

最後に正しい布団の天日干しの方法をまとめます。

この手順でやれば布団の天日干しは完璧です。

  1. 布団を静かに物干し竿にかける
  2. できれば部屋の換気も一緒に行う
  3. 表面1時間、裏面1時間でホコリをたてないように静かに干す
  4. 表面の汚れは叩くのではなくサッと払う
  5. ハウスダストを撒き散らさないように静かにとりこむ
  6. 布団のゴミは掃除機で吸い取る

 

繰り返しになりますが、布団の天日干しはダニ発生の予防やこれ以上繁殖させないためには効果的ですが、ダニそのものを殺す効果はありません。

 

根本的に布団のダニを退治するためには布団の天日干しと組み合わせて生きているダニを殺すのに効果的な方法を組み合わせる必要があります。

生きたダニを殺す方法はこちらの記事で解説しています。↓↓

家庭の洗濯では布団のダニは死なない。100%布団のダニを殺す方法

 

ありがとうございました。