ダニが布団に湧いてきたから洗濯して殺しちゃおう。
そう思って洗濯することってありますよね?
でもそれ、無理なんです。布団のダニはそう簡単にはいかないんです。
目次
布団のダニは洗濯では死なない 理由

布団のダニが洗濯で死なない理由は2つあります。
- ダニは水や洗剤に対してめっぽう強いので洗濯では死なないこと。
- ダニの足の鋭い鉤爪(かぎづめ)で布団の繊維に必死にしがみつくこと。
ひとつずつ見ていきましょう。
実験でダニを洗剤入りの水に1週間放置していても生きていた
ダニは水や洗剤にはめっぽう強く、洗剤を入れた水の中に1週間放置していても生きていたという実験結果もあるほどです。
ですから洗濯の水と洗剤で死ぬ可能性は低いです。
鋭い鉤爪でしがみついたダニがはがれない

ダニは布団が水の中に入れられると布団からはがされないようにその鋭い爪で必死で繊維にしがみつきます。
布団は生地が分厚いのでどうしても洗剤に浸すような洗い方になってしまうので、洗濯時の激しい水流がダニの多い布団の中心部までくることはありません。
結果としてほとんどのダニが布団の中に残ってしまいます。
すでにお伝えしたとおりダニは水や洗剤には強いので、水流にさえ流されなければ大半のダニが布団の中に生き残ったままになります。
他にもシーツやぬいぐるみも洗濯によるダニ退治効果は低い

このような残念な状況は他の洗濯物にも言えます。
例えばシーツや毛布です。
これらは中の繊維にしがみつくというよりも、大きいので洗濯してもどうしても浸し洗いになってしまうため、水流の力が弱くてダニが残ったままになってしまいやすいのです。
他にもぬいぐるみやクッションなどもダニ退治効果は期待できません。
小さいお子さんがいたりするとよく舐めたりしちゃうので、ぬいぐるみやクッションを洗濯するご家庭もありますが、大きさにもよりますがこれも分厚すぎて激しい水流が中まで届かないためダニが繊維にしがみついて生き残ったままになってしまいます。
ただ、内部に残っているだけで表面のダニは流されているはずなので、一応、小さいお子さんが舐めても大丈夫になったとは言えそうです。
大丈夫!Tシャツやセーターなど薄手のものは洗濯でダニ退治効果あり

ダニが洗濯しても死なないのならでは私たちが普段来ている服なども実はダニだらけ?と心配になるところでしょうが、その心配は要りません。
Tシャツやバスタオルなどの薄手のものなら洗濯時の水流に耐えきれず、ほとんどすべてのダニがはがされて流されていきます。
ただ、洗濯機に生きたままのダニがうつってしまうため、その対策は必要です。
洗濯機にうつったダニ対策は洗濯機のフタを開けて乾燥させておくこと

通常の洗濯ではがれ落ちたダニたちは洗濯機の洗濯槽にうつります。
ダニは湿気が多いところでは長く生きられるので、そのままにしておくと次の洗濯物にダニがうつってしまうことになります。
洗濯後は必ず洗濯機のフタは開けておいて乾燥させておきましょう。
布団を洗濯する意味はちゃんとある

ここまで布団のダニが洗濯しても死なない理由をお伝えしてきましたが、布団の丸洗いにまったく効果がないわけではありません。
確かに布団の丸洗いではダニは死にませんが、ダニアレルギーの原因物質(ダニアレルゲン)であるダニの死がいやフン、脱皮した抜け殻などは洗濯でキレイに洗い流されますので、ダニアレルギーの予防に一定の効果がありますし、
ダニのエサである私たち人間のフケや垢、髪の毛なども洗い流されますのでダニのさらなる繁殖を防ぐ効果も期待できます。
なにより布団を清潔に保つためには定期的な布団の丸洗いは必要です。
布団のダニを100%殺すには。。。

では布団のダニを100%殺すためにはどうすればいいのでしょうか?
答えは熱と乾燥です。
ダニは水や洗剤にはめっぽう強いですが、乾燥や60℃以上の熱は弱点なのです。
だから布団の繊維の中心部まで60℃以上に温めてカラカラに乾燥させれば、100%確実に布団のダニは死にます。
そのために必要なのは布団乾燥機です。
残念ながら家庭の布団乾燥機で四隅の端までムラなくこれをできる機種は三菱のAD-X80という布団乾燥機だけです。
この乾燥機は優れものですが、使い方が面倒くさいのと、ちょっと高いので、コスパで考えるとあんまりかもしれません。
だから多くの人におすすめしたいのはコインランドリーの布団乾燥機です。

コインランドリーの乾燥機なら75℃以上の温風が出ますし、業務用なので布団の中までしっかり加温・乾燥させることが可能です。
布団を運ぶ手間はあるものの、使い方も布団を突っ込んで開始ボタンを押すだけ簡単です。
乾燥時間の目安はちょっと多めの1時間。
ここまですれば布団のダニは100%すべて死にます。
コインランドリーの乾燥機を使う方法はシーツやぬいぐるみでも同様です。
乾燥したあとの布団はダニアレルギーの原因になるダニの死がいが大量に残っていますので、ダニアレルギーにならないように必ず洗濯しましょう。
そのままコインランドリーの洗濯機で洗濯するのが楽だと思いますが、家に持ち帰ってご家庭の洗濯機で丸洗いしてもOKです。
もう繊維にしがみつくこともないのでキレイに流されていきますよ。
これで生きたダニも、死がいもフンもすべてキレイさっぱり。清潔な布団の復活ですね!
布団にダニがいない状態をできるだけ持続させる方法は?

布団からダニがいなくなってキレイになっても、そのうちダニはまた布団に繁殖しだします。
残念なことですが、これは仕方ありません。
ダニは体長1mmにも満たないほど小さいですし、日本中どこにでもいるので基本的に外からのダニの侵入を防ぐことはできないのです。
ですから定期的にコインランドリーの乾燥機でダニを殺してから丸洗いすることは必要ですが、
誰だってそう何回も布団を運ぶような重労働をやりたいはずがありませんから、この間隔をできるだけ長くするためにダニ対策グッズを使うのが効果的です。
布団のダニ対策で1番手軽で効果も高いのはダニ取りシート

ダニ取りシートとは、ダニの好きな香りでダニを集めて、シートの中にダニを閉じ込めて殺し、使用期限が過ぎたら燃えるゴミとして捨てるだけで布団のダニの繁殖を防ぐことができますし、布団の中にダニの死がいを残さないのでダニアレルギーの対策にも効果が高いです。
そんなダニ取りシートの中でも1番効果に信頼できるのは日革研究所というダニの研究所が販売している「ダニ捕りロボ」という製品です。
コインランドリーの乾燥機でダニをすべて殺し、丸洗いもして清潔になった布団にダニ捕りロボを設置することでダニのいないキレイな布団を長く維持することができます。
⇒1番安く買えるダニ捕りロボ公式サイトはこちら
ダニ捕りロボに関してはレビューもしておりますのでそちらの記事もどうぞ
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