
布団のダニ対策ってどうやるんだろう?
そもそも布団にダニがいるとどうなるんだろう?
現在このようなことで悩んではいませんか?
よく「ダニ対策、ダニ対策」とは言いますが、具体的になぜダニ対策しないといけないのかもよく分からないし、やるとしてもどうすればいいのかわからない。。
頑張って少しやり方を調べてみても今度はいろんな方法がありすぎてどれが効果が高いのかわからない。
で、結局面倒くさくなってやめちゃうんですよね…。(笑)
今では当サイト「ダニ退治NAVI」を執筆している私ですが、実は私も以前までは上で書いたような感じでダニ対策には疎(うと)い人間でした。
ですが家族がダニ刺されの被害に遭ったことをきっかけに考えが変わり、正しいダニ退治の方法を世の中に広めるために当サイトを作りました。
ですのでダニ対策初心者の方の気持ちを1番に考え、「詳しいのに分かりやすい」をモットーに当サイトを運営しています。
このページでは布団のダニ対策の必要性とその方法について解説していきますね。
ぜひ最後までご覧いただき、家族や自分が本当に幸せになれる布団のダニ対策の参考になったら幸いです。
やっぱり布団はダニ対策をしないといけない?
結論から言えば、布団だけは絶対にダニ対策した方がいいです。
なぜ布団のダニ対策をしないといけないかですが、そもそもダニは世界中どこにでもいる虫なので布団にダニがいる事自体はさして問題ありません。
ですが、ダニが多すぎるとダニに刺されたりダニアレルギーになる原因になります。
ダニの数が少ないと人を刺すダニも発生し辛いのですが、数が多くなると悪さをするダニが寄ってくるのです。
また、ダニアレルギーはダニの死がいやフンを吸い込んだ総量が関係してくるのでダニが多いとダニアレルギーになるリスクが高まってしまいます。
詳しくはこれからお伝えしますが、そんなダニの住環境が私たちのお家の中で最も整っている場所が、私たちが寝ているお布団の中なのです。
実際、人がダニに刺される9割は夜に布団で寝ている時です。
ですから極端に言えば、他のどの場所もダニ対策しなかったとしても布団のダニ対策だけは絶対にした方がいいです。
ダニが布団に増える原因|布団の中はダニの天国!?
なぜダニは布団に多いのか?
その答えは「高温多湿でダニのエサが多いから」に他なりません。
研究によりダニは温度20℃~30℃かつ、湿度60%~80%でエサが豊富にある環境だと爆発的に繁殖することがわかっています。
そしてまさにこの条件にぴったりなのが布団の中、というわけです。
私たちが寝る時の布団の中の環境は厚生労働省のホームページ「e-ヘルスネット」によると、
個人差や季節によっても異なりますが、寝床内の温度は33℃、湿度は50%の状態が最適とされます。
ですから私たちが快適に寝ているときの布団の中はだいたいこんな感じだと考えられますね。
「人は寝ている間にコップ1杯の汗をかく」とどこかで聞いたことがあるかもしれませんが、これは本当です。
人は眠ると体温が下がるので、深い眠りを保つために(体の熱を放散して低い体温を維持するために)冬でも寝ている間にコップ1杯(約200cc)ほどの汗をかきます。
こうして出た水分を布団内部のわた部分が吸ってくれるおかげでムレ感もなく朝まで快適に寝られるわけですが、そのせいでダニが多く生息する布団内部のわた部分の湿度が急激に上がってしまうんです。
そうなるとダニが好む高温多湿の環境の出来上がりです。(汗)
そしてダニのエサは私たち人間のフケや垢、抜け落ちた髪の毛、あとは人間の食べこぼし。
布団の中で食べこぼしは少ないと思いますが、人間のフケや垢、抜け落ちた髪の毛はたくさんあるのが普通ですよね?
ですから布団の中はダニにとって衣食住すべてがそろった天国のような生活環境だと言えます。
だからダニは布団の中に多いんですね。
布団にはどんなダニがつくの?
布団の中にいるダニは俗に「家ダニ」と呼ばれる種類のダニになります。
ダニと言われると重篤(じゅうとく)な病気を媒介(ばいかい)することでニュースにもなった「マダニ」を想像してしまうかもしれませんが、マダニは屋外に生息するダニなので、
外でマダニに刺されて家まで持ち帰らない限り、家でマダニに刺されることはありませんので安心してください。
布団に潜む(ひそむ)ダニの種類
布団の中に潜む家ダニは大きく分けて2種類です。
ヒョウヒダニとツメダニという種類です。
ヒョウヒダニ(チリダニ)
ヤケヒョウヒダニ(左)とコナヒョウヒダニ(右)
※画像:日革研究所
布団の中に生息するダニの9割以上がこのヒョウヒダニです。
体長は0.2㎜〜0.4㎜と非常に小さく、人間の目で見るのはほぼ不可能です。
ヒョウヒダニ自体は人間を刺すことはありませんが、人間を刺すダニのエサになるので人間を刺すダニを呼び込む原因になります。
さらに、ヒョウヒダニの死がいや脱皮殻(だっぴがら)、フンが空中に飛散したものを人間が吸い込むことによってダニアレルギーの原因になります。
代表的なヒョウヒダニにはヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニの2種類がいて、この2種類を総称して「チリダニ」という言い方もします。
まとめると、
- 布団にいるダニの9割がヒョウヒダニ
- 目で見ることはほぼ不可能なほど小さい
- 人間を刺すことはないが、人間を刺すダニを呼び込む原因になる
- ハウスダストとなりダニアレルギーの原因になる。
- 代表的な2種類のヒョウヒダニをまとめてチリダニという
こんな感じです。
ツメダニ
ツメダニ
※画像:日革研究所
布団に潜むダニの残りの1割はこのツメダニという種類です。
体長は0.3㎜〜1.0㎜と、ヒョウヒダニよりは大型のダニですがそれでも人間が目で見ることはかなり困難な大きさです。
チリダニに比べてやや大型なのと、比較的数が少ないのでツメダニはヒョウヒダニと違ってダニアレルギーの原因にはなりません。
ですがツメダニは人を刺します。
布団でダニに刺されたら犯人はほぼコイツで間違いないです。
ツメダニはヒョウヒダニをエサとしており、時々ヒョウヒダニと間違えて人間の皮膚を刺してしまうことがあるんです。
これがダニ刺されの正体です。
ですからもしあなたが寝ている間にダニに刺されたとしたら、その背後にはまだあなたを刺していない数多くのツメダニと、そのエサとなる大量のヒョウヒダニがすでに布団の中にいることになります。
逆に言うと、ツメダニのエサとなるヒョウヒダニの繁殖さえ予防すればツメダニも発生しないので、ツメダニ対策で一番有効なのはエサとなるヒョウヒダニを繁殖させないことです。
まとめると、
- 布団にいるダニの1割がツメダニ
- ヒョウヒダニよりは大きいけど目で見ることは困難な小ささ
- ダニアレルギーの原因にはならない
- ダニ刺されの犯人
- ヒョウヒダニをエサにしている
- ヒョウヒダニと間違えて人間を刺してしまうことがある
(=ダニ刺され) - ツメダニ対策で一番有効なのはエサとなるヒョウヒダニを減らすこと
ていうかホント、ぜひともツメダニさんには間違えて刺される人間様の身にもなってほしいですよね。^^;
ダニがいることで引き起こされる健康被害は?
ダニの健康被害はダニ刺されによる痒みとダニアレルギーの2つがあります。
ほとんどの人が一度は経験したことがあると思いますが、ダニ刺されによる痒みは蚊のそれとは比べ物になりません。
それは大人でも我慢できずにかいて痕が残ってしまうことがあるほど。
子供だとかくのを我慢するのはまず無理でしょう。
子供はよく皮フがボロボロになるまでかきむしってしまって痕が残ってしまいます。
でも引っかきさえしなければ自然に治るので、ダニに刺されたら我慢せずに市販のかゆみ止めを買うか、皮膚科へ行ってかゆみ止めの薬をもらうことをおすすめします。
ダニに刺されるととてもかゆくて辛いですが、これ自体は健康に影響があるほどでもなく、むしろ厄介なのはダニアレルギーの方です。
ダニ刺されよりもダニアレルギーの方が厄介
ダニアレルギーというのは「ダニアレルギー」という病名があるわけではなく、正しくはダニが原因のアレルギー性疾患のことを指します。
アレルギー性疾患には
- アトピー性皮フ炎
- 気管支ぜん息
- アレルギー性結まく炎
- アレルギー性鼻炎
などさまざまなものがありますが、
これらの原因がダニで引き起こされていればそれは「ダニアレルギー」です。
現在では何が原因のアレルギーなのかは検査によって比較的容易に突き止めることができるようになっていて、
実のところ、アレルギー性ぜん息やアトピー性皮膚炎の患者を検査してみると、その7割~8割がダニが原因であることがわかっています。
ダニアレルギーってそれほど恐いものなんです。
ですがこれは逆に言うとダニアレルギーにさえならなければアレルギー性ぜん息やアトピー性皮膚炎の7割~8割は予防できる、とも考えることが出来ますね。
ダニアレルギーのなりやすさは人によって違いがあります。
一般的にはダニアレルギーの原因であるヒョウヒダニの死がいや脱皮殻、フンをたくさん吸い込めば吸い込むほどダニアレルギーになりやすく、
また、大人より子供の方がダニアレルギー発症までの許容量が少ないため、子供の方がよりダニアレルギーになりやすいです。
ダニアレルギーのなりやすさはコップと水に例えると分かりやすいです。
コップがダニアレルギーに対する許容範囲で、水がダニの死がいやフンだとして、
コップに水を注いでいって、あふれたらダニアレルギー発症、みたいな感じです。
人が持つコップの大きさはそれぞれ違っていて、注がれる水の量が多いほどダニアレルギーになりやすい。
そして一般的にコップの大きさは大人より子供の方が小さい。
だから小さい子供の方がよりダニアレルギーになりやすい。
こんなイメージです。
コップの大きさは成長する以外では変えられないので、ダニアレルギーを防ぐにはコップに注ぐ水の量を減らすこと。
つまりダニの死がいや脱皮殻、フンとの接触を減らすことしかありません。
ヒョウヒダニの死がいや脱皮殻、フンが空気中に舞ってハウスダストとなったものを呼吸により吸い込んでしまうことがダニアレルギーの原因なので、
ツメダニの対策と同じくヒョウヒダニを部屋の中から減らすことがダニアレルギーの対策においても一番重要な事となります。
ダニが繁殖しやすい季節は?
ダニは毎年6月~9月にかけて爆発的に増えます。
ですがこれは単に季節的にダニが好む20℃~30℃、湿度60%~80%の条件を満たすため。
現在の住宅は昔と違ってすきま風もなく年中温かい部屋も多いので、このような季節的な要因はどんどん少なくなってきています。
そのため本来であればダニが最も少ない冬にダニ被害に悩まされることも少なくありません。
ダニは6月~9月が一番多い時期だけど、条件さえ整えば年中いつでも大量発生すると覚えておきましょう。
ダニが繁殖しやすい布団、繁殖しにくい布団とは
ダニは外敵から身を隠したり卵を産み付けたりするために布団内部の綿(わた)部分に多く生息します。
この綿部分の材質によってダニの発生しやすさは変わります。
ポイントは湿気の溜まりやすさと内部への侵入のしやすさ。
綿(めん)布団や羊毛(ウール)の布団といった天然素材の布団は、ポリエステルの布団やウレタンマットレスなど化学繊維のものに比べると内部に湿気が溜まりやいのでダニが発生しやすいです。
ですが同じ天然素材であっても羽毛布団は中の羽毛が外に出ないようにとても目の細かい生地をつかっているのでダニが布団内部に入りにくく、ダニが大量発生しにくいです。
羽毛布団は通気性もよく湿気もたまりにくいのでおすすめです。
まとめると、ダニが発生しやすい布団
- 綿布団
- 羊毛(ウール)布団
ダニが発生しにくい布団
- ポリエステル
- ウレタン(マットレス)
- 羽毛布団
一般的な布団はこのように分けられますが、特に防ダニ性に優れた防ダニ布団もあります。
防ダニ布団にはダニが嫌いな薬品で防ダニ処理したものと、ダニが内部に侵入できないほど生地を高密度に織ったものの2種類があります。
薬品で防ダニ処理した布団はその素材本来の寝心地を損なうことなく防ダニ処理出来るメリットがありますが、デメリットもあります。
防ダニ処理に使われている薬品でアレルギーが起こることはほとんどありませんのでその点は心配いりませんが、
防ダニ処理した布団の1番のデメリットは使うごとに効果が薄れていってしまうことです。
インテリアファブリックス性能評価協議会という所の基準に合格している製品で、
新品時の防ダニ性能は99.9%でも
- 洗濯3回後の防ダニ率83.4%
- 紫外線80時間照射後には63.4%
というデータがあります。
個人的には防ダニ性を重視して長く布団を使いたい場合には薬品による防ダニ処理の布団は選ばない方がいいと思います。
次に高密度織りの防ダニ布団ですが、こちらは材質によって綿とポリエステルに分けられます。
ポリエステルのほうがお値段が安いですが、ポリエステル特有のムレ感がどうしても強いのが難点。
ポリエステルの防ダニ布団を使うなら布団カバーに吸湿性のいいものを使えば多少はマシになります。
さらに寝心地も良くしながらポリエステルの防ダニ布団を使うには、掛け布団と敷布団の両方に使わず敷き布団だけポリエステルの防ダニ布団を使うことをおすすめします。
ダニのエサになる人間の垢やフケ、抜けた髪の毛のほとんどは敷布団に落ちるので、ダニは掛け布団より敷き布団の方に多く生息するからです。
一方、綿素材の防ダニ布団は綿布団本来の心地よさがありながらダニが発生しやすい弱点を見事に打ち消してくれている良い製品です。
ただ、良いものだけあってお値段もいいものです。
そのほか、布団カバーを高密度織りにした防ダニ布団カバーもあります。
防ダニ布団カバーを使ってしまえば中の布団が防ダニ布団ではなくても、そもそもダニを通さないのでダニを布団の中で繁殖させません。
しかし万が一やぶれたりするとダニ予防の効果がなくなってしまうのでその取り扱いには注意が必要です。
>>ひよこクラブにも掲載されたおすすめの防ダニカバー「ディーガード」<<
と、ここまでダニが繁殖しやすい布団と繁殖しにくい布団について紹介してきましたが、
正直、いま現在ダニアレルギーのお子さんがいるご家庭とかではない限り、防ダニのためだけに専用の高価な布団を新調しようとはなかなかならないと思います。
ですのでここからは、今ある布団を使ったまま布団のダニ対策をする方法について書いていきますので、
上で書いた防ダニ布団の話はぜひ、布団を新しく買う時に思い出していただいて次の布団選びの参考にしてください。
布団のダニ対策は駆除→除去→予防の3ステップ

布団のダニ対策は3ステップ
布団のダニ対策は3ステップで行います。
1.駆除 新品の布団でないかぎり、布団の中には多少なりともダニがいることが普通なのでまずはそのダニを駆除します。
2.除去 駆除して死んだダニの死がいをそのままにしておくとダニアレルギーの原因になりますので、しっかりと布団から除去します。
3.予防 そのあとはダニが布団に住みつきにくいようにダニ予防の対策をします。
全部で3ステップで、ステップを飛ばしたりちゃんと順番を変えたりするとしっかりと布団からダニを追い出すことができません。
例えば、ダニが生きたままでは布団から除去しようとしても鋭い爪で繊維にしがみついてしまうので無理ですし、ダニ予防の方法でダニを殺すことは出来ません。
必ずダニの駆除→除去→予防の順番を守って、すべて行ってください。
1.駆除 布団のダニを駆除する方法
ダニの駆除方法はネットで調べるといろいろ見つかりますね。
その中身は効果が高いものも低い(ない)ものも含めて本当いろいろです。
ざっと紹介すると、
- 天日干しで紫外線に当てる
- 掃除機・布団専用掃除機をかける
- 叩く・振動を与える
- 丸洗い洗濯
- 宅配クリーニングに出す
- バルサンやアースレッドなどの薬剤でダニを退治する
- ドライヤーを当てる
- スチームアイロンをかける
- 炎天下の車内に入れる
- 熱湯をかける
- 布団乾燥機を使う
- コインランドリーの乾燥機を使う
- ダニ避けスプレーを使う
ちょっと調べただけでこんなにも出てきました。^^;
このうち布団のダニを完全に殺すことができるのは「12.コインランドリーの乾燥機を使う」だけ。
あとは条件付きで効果がある、駆除ではなく予防などの他の効果がある、全く効果がないのどれかになります。
それぞれの方法の効果を全部解説するのはこのページの主旨からズレますし、非常に長く読みづらくなってしまうのでこの記事ではそこの解説はいたしません。
ダニの弱点は高温と乾燥です。
ダニは50℃以上で十数分、60℃以上だと一瞬で死ぬことが分かっています。
また、ダニは体の約80%が水分なので、乾燥させて水分を奪うことでも効果的に殺すことができます。
※ 逆に水や洗剤には強いので洗濯では死にません。
コインランドリーの乾燥機なら家庭用の布団乾燥機には出ない75℃以上の温風が出るのが普通ですので、ダニが多い布団の綿部分を60℃以上まで温めることができますし、
万が一熱さに生き延びたダニがいたとしても乾燥後の布団の湿度はほぼ0%になるので乾燥してカラッカラのミイラになって死ぬのでコインランドリーの乾燥機なら100%確実に布団の中のダニを駆除できます。
枕にもダニは多くいますので、この時に枕も一緒に乾燥させましょう。
乾燥機にかける時間の目安は60分です。
コスト的にも1000円程度ですので、それでダニを100%駆除できますから間違いなく1番おすすめの方法です。
注意点は、高級寝具などで70℃以上の高温で乾燥させてはいけないものがありますので乾燥機に入れる前に注意書きをよく読んでから行うようにしましょう。
高温がダメなものはコインランドリーの「低温モード」で、その分長い時間乾燥させればOKです。
2.除去 布団に残ったダニの死がいや脱皮殻、フンを取り除く
ダニを駆除した布団にはダニアレルギーの原因となるダニの死がいや脱皮殻、フンが大量に残っています。
そのまま寝るとダニの死がいを大量に吸い込んでしまうことになりとても危険です。
ですから布団の中のダニを全滅させたあとは布団に残っているダニの死がいやフンをしっかりと除去する必要があります。
その方法は2つ、布団の丸洗いか掃除機がけです。
コインランドリーで乾燥、そのまま洗濯がラク
丸洗いと掃除機がけ、どちらでもかまいませんが丸洗いのほうがより確実にダニの死がいを洗い流せます。
個人的にはコインランドリーの乾燥機でダニを殺したらそのままそこのコインランドリーの洗濯機で丸洗いするのが一番簡単なのではないかと思います。
あるいはこのタイミングで布団の宅配クリーニングのサービスを利用するのもおすすめです。
実は、ほとんどの布団クリーニングのサービスは洗浄→乾燥の2工程しかしてくれません。
洗浄の段階でダニの死がいやフンを綺麗に洗い流してくれますが、生きているダニは水や洗剤には強いので布団の中に生きているダニがいると洗浄の工程を生き延びる可能性があります。
もしそうなったら次の乾燥の工程で死にます。
そしてそのまま布団が返ってきます。
つまり普通に何もせずにただ宅配クリーニングに出すとクリーニングしたのにダニの死がいが残ったまま返ってくる可能性があるんです!(゜o゜;
ですから布団乾燥機で先にダニを100%全滅させてからクリーニングに出すことで、布団内部にダニの死がいやフンを残さず綺麗サッパリ、布団もフカフカで返してもらうことができます。
宅配クリーニングには数多くの業者がありますが、ここだと最長9ヶ月間布団を預かってくれるので冬布団を家に置いておく必要がなくなり、収納スペースがスッキリしますよ。
>>収納スペースがスッキリする宅配クリーニング「カジタク」<<
掃除機がけでダニをしっかり吸い取るコツ
掃除機がけで除去する場合には奥の方まで吸えるようにゆっくりじっくりと、方向を変えながら同じ場所を何度も吸っていくことを心がけてください。
当然、裏表の両面おこなってください。
レイコップや布団クリーナーなどの特別な掃除機はいりません、吸えれば何でもいいのでいつも使っている掃除機でOKです。
でも衛生的にいつも他のところに使っている掃除機のヘッドを使い回すのはやめたほうがいいので、安い掃除機を買って布団専用にするか、ヘッドだけでも布団専用のものを用意するといいでしょう。
3.予防 布団のダニを予防する
ここまでのステップ1、ステップ2で生きたダニも死んだダニもほぼ100%布団から取り除かれています。
このステップ3ではそのままの綺麗な状態で使い続けるためにダニの大量発生を予防する方法について書いていきます。
ただ、ダニ予防についてはじめにお伝えしとかないといけないのは、布団のダニが0匹のままをずっと維持するのはさすがに不可能ということ。
実は、そもそも私達が生活している空間にはダニがある程度いるのが普通なんです。
ダニは人間が外出すればその衣服に必ずついてくるくらいどこにでもいる虫ですし、大きさも0.2㎜しかないので家のすき間から簡単に入ってこられます。
ですから根本的に外部からのダニの侵入を防ぐことはできないのです。
ただ、それがある一定レベル以上に増えてしまうとダニ刺されやダニアレルギーなどの害として現れるようになってくる。
それを予防するのがダニ予防です。
なのでダニ予防の言葉の意味として、「布団の中のダニを低いレベルに保ち、ダニ刺されやダニアレルギーになりにくい状態を維持する」という意味でご理解ください。
ダニが好む湿気とエサを無くす
すでにお伝えしたように、ダニが布団に大量発生する原因は湿気とエサの2つです。
ですからダニ予防の方針としてはできるだけ布団の湿気を少なくして、ダニのエサもほとんどないようにしておく。
それでダニにとって全然魅力的でない布団を目指していきます。
布団の湿気をなくすためにできること一覧
- 部屋をよく換気する
- 洗濯物を寝室に干さない
- 布団の天日干しをする
- 起きたら掛け布団をめくって2時間ほど置いておく
- 収納するときはすのこを使う
- 家庭用でもコインランドリーでもいいので布団乾燥機を使う
湿気対策としてはこんな感じです。
補足説明が必要なのは4番からですね。
私達は冬でも夏でも関係なく寝ている間にコップ1杯(約200ml)もの汗をかいていて、その水分はすべて布団に吸収されているのは上でお伝えしたとおりですね。
なので朝起きたときの布団内の湿気はとても高くなります。
布団をそのまま置いておくと湿気が布団にこもってしまうので、朝起きたら掛け布団をめくって2時間ほど水分を蒸発させて布団に湿気がこもるのを防止しましょう。
起きたら掛け布団をめくって2時間ほど置いておくのはそういうことです。
特に朝起きてすぐに布団を押し入れにしまっているご家庭では、その気概は本当に素晴らしいと思うのですが、
これからはすぐにしまうのはやめて、起きてから掛け布団をめくって2時間ほどたってから押し入れに布団をしまうようにしましょう。
その時は押入れに直接置くよりも押入れにすのこをひいたほうが通気性が良くなります。
あとは、定期的に布団乾燥機を使うこと。
これはダニを殺すことより湿気を取ることが目的ですので家庭用の布団乾燥機でもコインランドリーの業務用乾燥機でもどちらでもかまいません。
ダニ予防のための家庭用の布団乾燥機のおすすめはこちらで紹介しています。
>>ダニ対策のための布団乾燥機の選び方とおすすめランキング5選【2018年冬最新版】<<
布団のダニのエサをなくすためにできること
ダニのエサは私達のフケや垢や髪の毛などです。
ですから根本的にダニのエサを出ないようにすることはできません。
ダニのエサをなくすには布団のダニのエサを除去し続ける以外の方法はありません。
そのためには、
- まめに布団に掃除機をかける
- シーツやカバーをこまめに洗う
- 肌に触れる部分にタオルをしいてそれを頻繁に取り替える
- 部屋の掃除をこまめにする
- たまに布団を丸洗いする(クリーニングする)
ダニのエサ対策はこのようにすごく基本的な事をしっかりとこなしていくことが重要です。
布団のダニ予防まとめ
布団にダニが繁殖するのを予防するためには布団の湿気取りとエサの除去を継続して行う必要があります。
掛け布団をめくっておくなどは比較的生活に取り入れやすいですが、わざわざ掃除機がけしたり洗濯したりというのは、
普段の生活で忙しい中で継続するのはなかなか厳しいと感じたかもしれませんね。
であれば全てを自分でやろうとはせず、ダニ対策グッズに力を貸してもらうのも選択肢の1つとしてアリだと思います。
ダニ対策におすすめの商品とは?
布団のダニ対策グッズと言えば防ダニシーツやダニよけスプレーなどいろいろありますが、
- ダニを減らす
- ダニを増やさない
- ダニの死骸やフンを布団に残さない、
という点において1番おすすめ出来るのはダニ取りシートです。
ダニ取りシートとは、ダニ用のゴキブリホイホイみたいなもので、人間には無害でダニが好きな匂いのする粉でダニをおびき寄せ、寄ってきたダニを捕らえて殺す商品です。
(粗悪な商品はおびき寄せるだけで逆にダニの温床になる危険があるので商品選びは慎重に。)
これだとダニ予防のために頻繁に掃除機などしなくてもダニは自分からダニ取りシートまでやってきてくれるので使用期限がきたダニ取りシートを燃えるゴミで捨てるだけ。
布団の中にダニの死がいが残りません。
ですからダニアレルギー対策にもなりますし、布団のダニを自分が寝ていない1箇所に集めて殺せるのでダニ刺されの予防にも効果があります。
もちろんダニ取りシートを設置していれば布団のダニ予防の対策を全くしなくていいとは言いませんが、その頻度を負担にならない程度に減らすことは全然可能です。
ダニ取りシートのデメリットは効果が出るまでの期間です。
大きさ0.2㎜程度のダニが自分で歩いてダニ取りシートまで来ないといけませんので効果が出るまで最低でも1週間は見ておく必要があります。
ですのでまずは即効性の高い方法でダニを布団から駆除しておいて、ダニ予防としてダニ取りシートを設置するのがおすすめです。
結論としては、布団のダニ対策として最強の組み合わせは
コインランドリーの乾燥機+ちゃんと効果のあるダニ取りシート
です。
ちゃんと効果のあるダニ取りシートについてはこちらのページで紹介しています。